昨日は待ちに待った『苔の勉強会』が乗鞍高原自然保護センターで開催されました。乗鞍の自然保護センターは、マツボックリを使った工作体験会やツキノワグマの生態についての講習会、野鳥の講習会などとにかく興味深い講習会をたくさん開催してくれるのです。最近では子供でも楽しめる展示やクイズラリーなど、ファミリーのお客様にもとても好評です。
講師は広島大学理学研究科准教授の嶋村正樹先生と、大学院生の井上侑哉先生。
今まで受けたことのない内容の濃いかなりマニアックな講義。
苔たちの生き抜いてゆくための作戦について学ぶ貴重な時間。
テーブルには写真のゼニゴケ(手前が雄株、奥が雌株)やハマキゴケ、ハイゴケやムチゴケが配られ、実際にルーペで観察したり、顕微鏡の画像を見たりしました。
その後牛留池から原生林の森を歩き、
実際の苔たちの姿を観察する時間。
良く見かけるこんな苔や
ふわふわしたこんな苔。
これは苔に見えますが、実はシダの仲間なのです。
名前もヒメコケシノブとコケが付きますがシダの仲間。
気になるコケたちが今まで以上に個性的に見えてきます。
なんだか見分けられるような気になってくるのですが…
なかなか難しい…
日常をすっかり忘れ、
小さくて美しく、不思議な苔の世界にどっぷりと浸る一日でした。
苔をみっちり学ぶ苔合宿がしたい今日この頃です。