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こどもと森へ。6月の原生林。

乗鞍高原も梅雨入りする1日前のこと。
お弁当持ってどこへ行こうか。
ちびちびとおさんぽに出かけました。
ここは乗鞍高原の標高約1800mに広がる原生林の森。
森の入り口には大きなシナノキ。

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この大きな木の洞からの景色は、

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木漏れ日が落ちてきて、なんだかほっとします。
長い間ここで他の木々と響き合いながらこの森を見守ってくれているんだな、
と、たくましい幹、空高く広がる眩しい葉を見上げるたびに思います。

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ホトトギスにウグイス、カッコウ、キビタキ、エゾムシクイにメボソムシクイ。
とにかくたくさんの野鳥のコーラスがシャワーのように降ってきます。

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開き始めたゴゼンタチバナ。
咲き始める前のまだ緑のお花がかわいい。

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ふかふかの苔と土の 小径を進むと、
こんな素晴らしいシーンに出会えることがあります。

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シラビソの赤ちゃんです。
今まさに自分が入っていた殻をぐぐっと持ち上げ、
柔らかい地面に自分の足で根を張り始めたところ。
この冬に倒れた大木があれば、今生まれたばかりの赤ちゃんがいる。

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切り株の上にてんとう虫のようなかわいい虫がいたり、
木漏れ日のスポットライトを浴びる木の芽や花や苔たち。

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倒れた大木には苔が蒸し、その上にチョウセンゴヨウの実がまとまって落ちている。
ここはきっとリスさんか鳥さんの台所だな、もしかしてホシガラスかもしれないね。

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耳を澄ませば、ハナアブたちの踊る羽音。
シラビソの足元にはタケシマランの森が広がっている。

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ここでは木々や虫たち、動物たちの息づかいまで、すぐそばで聞こえてきそうなほど
みんな生き生きと生きている。

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いつも自分が生活している場所がすごーく遠く感じる。
そんな特別な森。
(この一枚はちびちびが撮影。ちゃんと映っていてびっくり!)

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この森にもうすぐ梅雨の間だけしか会えない妖精が顔を出すのです。
もしかしたらもう現れ始めているかも。

コミヤマカタバミの香りやシラビソ独特の爽やかな木の香りを味わいながら、
進む先には…

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カラコロ、コロロ♪ と木の上で生活するモリアオガエルの鳴き声が響く牛留池に出ます。
水面が鏡のように周りの景色を映し出します。

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ミツガシワという白い星型のお花が咲き、乗鞍岳も映る静かな池。
ここでお弁当おいしく食べるために歩いたんじゃないかってほど、
この日のお弁当タイムは至福の時。

そして今日の乗鞍高原は梅雨の間の晴れ間。
最高に爽やかでした。

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一の瀬園地のレンゲツツジ園もオレンジ色に燃え始めていますよ!

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14日の予報も晴れ。
もう一歩開花が進みそうです。

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ゆっくりゆったり、初夏の乗鞍を歩きに来ませんか?

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ご予約はこちらからどうぞ。
〜アルプスの日常におかえりなさい〜
プチホテル アルム
長野県 松本市 乗鞍高原 安曇4306‐1
Tel:0263-93-2951
Fax:0263-93-2675
HP https://alumu.com/
mail alumnorikura@gmail.com

 

 

こどもと森へ紅葉自然観察自家野菜記念日黄葉写真撮影森林浴

『今、ここで、この瞬間だけの色』

朝ごとに窓の外が明るくなってゆく乗鞍高原。
紅葉の波に乗鞍高原全体が包み込まれています。
『今、この場所で、この瞬間だけの色』にあふれています。
夕方のまいめの池へ。


あと少しで陽が落ちてしまいそうな時間帯。

まわりの木々のが一段と輝きを増します。

刻一刻と変わってゆく命の色。

乗鞍岳の稜線に太陽が入る瞬間を見届けて。

毎日どこを切り取っても美しいなぁ!

アルムの桂も今とてもきれい。

時間帯によって色が変わるので目が離せません。

桂の木は、一体何色の色を生み出すのでしょう。

デッキは今、桂の甘い香りに包まれています。

アルムからぐるりと一周するいつものおさんぽ道は今、特別美しい!

ひとりじゃもったいない。

ちびちびも一緒に。

そよぐ秋風が心地いい。

白樺の葉が風に乗ってひらひらと舞う姿に、しばし見とれる。

途中には黄金に輝く桂。

お気に入りのベンチ、今日は初めて先客が。

カラマツのお山も日に日に黄金に近づいてゆきます。

アルム2Fのロビーにある日だまりソファ。
もうここで寝落ちてしまいたい…

201からの景色。
窓を開けると桂の甘い香りが。

デザートに紅玉のタルトが登場する季節になりました。

昨春に菌打ちした原木なめこがたくさん採れたので、
自家菜園の青ダイコンとおろし和えにしてお夕食の一皿に。

明日の朝は、一体どんな景色が待っているのだろう!

こどもと森へコーヒータカの渡りトレッキング紅葉野鳥自然観察家族森林浴一ノ瀬園地

タカの渡りを見に行って来ました。

昨日はおやつを持って白樺峠へタカ(サシバ、ハチクマ、ノスリなどの猛禽類のこと)の渡りを見に行って来ました。
白樺峠は乗鞍高原から車で20分、山道を登って30分。
タカたちが日本列島を南へ渡り、東南アジアまで渡ってゆく姿を間近で見ることができる場所なのです。
昨日はお天気が良かったので、1日で2000羽飛んだそうです!
白樺峠のタカの渡り速報はこちら

タカ見の広場までの登り30分、うちのおちびが登れるか心配していましたが、
楽しそうに駆け上がってゆくではありませんか。
完全に置いていかれバテる私…

お~い、待って~。
待ってってば~汗。

久々に来ましたがこんなに気持ちのいい道だったっけ。
見上げれば黄葉し始めた白樺がきれい。

広場には人、人、人。
こんなにたくさんの人が見ていたら、タカも照れちゃうんじゃないかな、とおちび。

山の谷のず~と向こうに見える白く霞んだ松本市街地を背景に上ってくるタカや、
眼下の森から上がってくるホシガラス、頭上に舞うアマツバメが現れると
広場にはどよめきと、バズーカ砲のようなカメラから連続シャッター音が。
なんとも言えないマニアックなムードがたまりません。

こちらはず~っと前に撮影出来たノスリ。

そして昨日撮れたサシバ。
おやつがメインの私たちは会場の端っこの木陰でのんびり。

上昇気流に乗って(おちびには温かい空気のエレベーター、と説明)
翼を広げ、どんどんと高度を上げて、南へと滑空してゆくタカたち。
おちびはタカになった気分で次々に疑問をぶつけてきます。

タカはどこでねんねしてるんだろう。
雨の日はどうしてるんだろう。
海を渡るって、疲れたらどうするんだろう。
海ってどこまで広がっているの?

さらに、
なぜ海の方向が分かるんだろう?
これは私の疑問。

南を目指して渡ってゆくタカたちはどんな景色を見ているんだろう!!
やがてこのタカたちが渡ってゆく海に、
日本の冬の間、タカたちが過ごす南の島に思いを馳せた一日でした。

また行きたいな。

乗鞍岳の紅葉が例年より少し早めに始まっています。
9月24日の紅葉情報はこちら。

見ごろが始まっています。
乗鞍高原一ノ瀬園地もウルシややますももの木の葉が色付き、
すっかり秋の装いに。
大カエデは今色付き始めたばかり。
静かで、のんびり歩くのが最も気持ちいい季節がやって来ました。

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こどもと森へ。6月の原生林

梅雨が始まると歩きたくなる場所があります。
それは…
乗鞍高原、原生林の森の中。

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森に入って最初に出会うのは大きな洞の空いたシナノキの古木。
穴の中に入ったらトトロに抱っこされてお空に飛んで行けそうな…

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そんな大木です。

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オオルリ、ミソサザイ、メボソムシクイにエゾムシクイ、キビタキにホトトギス、ヒガラに遠くからツツドリの声も。
エゾハルゼミも一斉に鳴きはじめました。

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苔生す足元には…。
この時期しか会えないギンリョウソウが咲き始めていました。

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美しいこの姿、雨上りにももう一度ここに来たい、と思いながらシャッターを切ります。

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まるで妖精のドレスの様。
透けて輝いている姿を見つけ、息を飲みます。

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なんてきれいなんだろう。

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兄弟で咲いているものや、

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ひっそり一人で咲いているものも。
「これきれい。持って帰りたい。」とおチビ。
このお花はこの森でしか生きていけないことを伝え、
大切にすること、
またこの森に来て、このお花に会いに来ることを約束して進みます。

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これがまた不思議なこと!
真っ白ではなく、ちょっとグレーがかったものもあるのです。
毎年この場所に咲くギンリョウソウはこの色。
なぜか?
ちょっと調べてみたくなりました。

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咲いたばかりの初々しいゴゼンタチバナや

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プチプチ弾けるマイヅルソウを見つけ、

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しっとりと柔らかいコメツガの新芽を触りながら進むと、

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鏡のような牛留池に出てきます。
聞こえてくるのはモリオアガエルの鳴声。
そろそろ周りの茂みから泡のように下がるカエルの卵が見つけられる頃です。

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瑠璃色のルリイトトンボや、

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お顔が白い、カオジロトンボにも会えます。
乗鞍高原はこのトンボの生息地の南限だと、乗鞍自然保護センターのお姉さんが教えてくれました。

外で食べるおにぎりのおいしさを味わいながら、
また乗鞍高原の宝物を見つけて帰って来たのでした。

6月の乗鞍。
静かに、じっくり、ゆっくりと森の生命力を感じに来ませんか?

乗鞍高原プチホテルアルム
TEL:0263‐93‐2951