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夏は涼しい乗鞍高原で滝めぐり!

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今日は9時にアルムを出発し、乗鞍高原にある3つの滝のうち、
一番標高の高い、三本滝におさんぽに出かけてきました。
アルムから乗鞍岳シャトルバス
またはマイカーで20分、そこから30分の道のりです。

世間は30℃を超える夏日でしたが、日本の滝100選に選ばれたこの三本滝への散策路はほとんどが森の木漏れ日トンネルの中。
涼しくて木々の香り溢れる心地よい道です。

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ジンヨウイチヤクソウが涼しげに咲いていたり、

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シラビソのこどもたちが苔のカーペットでプロペラのような葉を広げていたり、

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たくさんの銀竜草(ギンリョウソウ)に出会ったり、

アズマヒキガエル

アズマヒキガエルさんの視線を感じたり。

美しいものや面白い生き物に出会っては立ち止まりじっくり観察。
なかなか前に進みません。
野鳥もコマドリを始め、カッコウ、メボソムシクイ、ウグイス、ミソサザイも囀っています。

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水の大きな音が聞こえてきたら、
その先にはこんな趣のある吊り橋が現れます。

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一気に流れ落ちる水の勢いとその透き通った青さについつい足が止まってしまいます。
声もかき消されるほどの水の音!

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吊り橋からの眺めが最高!
ゆらゆら揺られながら、ヒヤヒヤしながら下流を眺めたり、

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上流に目を向けたり。
上流にはポットホールを見つけることができます。
川の底の岩にできた窪みに石が入り込み、水流で回転して自然に穴が掘られてゆくのです。
どれだけの時が流れているんだろう!

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緑に縁取られた吊り橋を後にして、木の根が階段のように張り巡らされた坂を登ると、

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どーんと姿を表す滝たち。
黒い岩をつたうように流れるクロイ沢、

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そのクロイ沢を手前に奥には大きな勢いよく落ちる滝、
この滝でその昔、修験者が滝に打たれていたそう。
さらに一番左の高いところに3つ目の滝が見えます。
この滝は目立ちませんがとても美しく、乗鞍岳噴火の溶岩が作った板状節理が
細かい階段のように刻まれ、その階段を流れ落ちているのです。

細かい滝しぶきを浴びながらのティータイム。
もう最高、の一言。

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帰りは来た道を登ります。
ヒメウスノキに真っ赤な実!

乗鞍高原には、他にも善五郎の滝、番所大滝があるのです。
私は個人的にこの三本滝が一番好きです。
吊り橋があったりして滝へのアプローチが冒険心を満たしてくれるから。
(地図に載っていない滝も実はたくさんあるみたい!)

夏休みのご予定はお決まりですか?
乗鞍高原の涼しい滝巡り、おすすめです。

8月9日〜16日お盆期間の空室が少なくなってきました。
17日以降はまだまだお部屋に余裕があります。
9月連休もご予約を頂き始めています。
リラックス&リフレッシュにどうぞ。
ご予約はこちらから。お電話でも承ります。

 
〜アルプスの日常へようこそ〜
プチホテル アルム
長野県 松本市 乗鞍高原 安曇4306‐1
Tel:0263-93-2951
Fax:0263-93-2675
HP https://alumu.com/
mail alumnorikura@gmail.com

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山暮らしのお裾分けプラン始まります

乗鞍高原では、茶色い地面から若く柔らかい黄緑色のふきのとうが顔を出し始め、ようやく春の訪れを感じられるようになりました。
それはもう、輝いて見えるほど美しい!

記録的な雪不足だったこの冬ですが、3月の終わりから4月初めにかけて帳尻を合わせるかのようにどっさりと降ったので、この春の兆しは特別嬉しいのです。

地元、乗鞍高原で採れる大自然の恵みを頂きながら日々生活している私たち。
そんなアルプスの日常を皆様にも味わっていただきたい、という思いで
5月7日〜6月30日まで「山暮らしのお裾分けプラン」をご提供いたします。
その日に採れた山菜を一皿お裾分け。
それはふきのとうのてんぷらだったり、あつあつごはんにぴったりのふき味噌だったり。
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コシアブラのおひたしだったり、ラッキーだと、たらの芽のてんぷらだったり、
ワラビのおひたしだったりするのです。

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ご予約の際に、「春の山暮らしプランで」とお伝えくださいね。
本日17日より乗鞍高原からすぐお隣の上高地が開通しました。
27日からは乗鞍岳春山シャトルバスも運行開始されます。
乗り場はすぐ隣の観光センター。
時刻表はこちら

この春山バスの運行期間中だけの限定で、今年もそばガレットの春山ランチ(山菜を包んだそばガレットに日替わりデザート、コーヒーor紅茶で1200円)をお出しします。

ガレット (1)

アルムに泊まってすぐ隣の観光センターから乗り換えなしで天空の別天地へ!

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除雪が徐々に進んでいくので、一番雪壁が高いこの地点(通称4号カーブ)に到達するのは5月の中旬過ぎでしょうか。お泊まりでの春山登山、BCバックカントリーに便利です。

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5月のゴールデンウィーク中は宮の原地区・一の瀬園地で水芭蕉が咲きはじめ、
4月27日〜5月6日まで水芭蕉ガイドツアーが開催されます。

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5月の連休を過ぎるあたりから
春の儚きものたち(スプリングエフェメラル)が次々に目を覚まし始めます。

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二輪草や

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ヤマエンゴサクなど。
可愛らしいお花が咲き始め、

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木々の芽吹きが始まり、ようやく桜が咲き、山すももの白い花が香ります。
私たち地元も心踊る、芽吹きの季節がやってくるのです!!
アルムのお散歩マップを片手におさんぽしてみてくださいね。

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野鳥たちの声も日に日に増え、トレッキングには最高の季節到来。

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小梨(ズミ)が咲き、

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6月に入ると一雨ごとに目にも鮮やかな様々な緑に出会うことができます。

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6月中頃はレンゲツツジ燃える季節。

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4月25日から6月16日まで信州花フェスタ2019が開催されます。
乗鞍高原には野生の花々が溢れていますよ!
大自然の中で生きる姿にきっと心癒され、パワーをもらえるでしょう。
ぜひ乗鞍高原まで足を運んでみてくださいね!!

ご宿泊のご予約はこちらからどうぞ。

アルプスの日常へようこそ。
乗鞍高原プチホテルアルム
TEL:0263-93-2951
Petit Hotel Alum

野鳥自然観察写真撮影冬の過ごし方

窓外に訪れる野鳥たち

真冬の一番寒い時期を越えた乗鞍高原。
窓の外がにぎやかになって来ました。
今朝は-8℃。
一番にやってくるのはゴジュウカラです。

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つぶらな瞳は黒いラインの中に隠れています。

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伸び上がる姿はペンギンの様でかわいい…!

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ゴジュウカラが居なくなるのを待っていた大きい体だけど控えめなカケス。
乗鞍では親しみを込めてガッチと呼ばれています。

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ガッチはゴジュウカラが戻ってくるまでに大慌てでひまわりの種を、1つ、2つ、と空を仰いで飲み込み、
多い時は10個ほど欲張って喉に貯め込んで飛び去ります。
『がっちゃん欲張りすぎ~』と窓外に叫ぶうちのおチビ。

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今朝のガッチはなんだかこちらを向いてしゃべっているような表情。

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そこへ帰ってきたゴジュウカラ。一度に何粒も持ってゆくガッチのマネは出来ないけれど…
木の皮のポケットにギュギュッと種を押し込んでまた次の種を取りに。

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ポッとピンクに染まったほっぺがかわいいウソも3羽でやってきました。
夏は乗鞍岳の標高2300mから上で見かけることが多い鳥です。
同じオスでも良く見ると胸の色がグレーのものと胸もピンクのものと居るんですね。

他にも、今朝は『コロロロロ・・・・』とこのアカゲラの木をつつくドラミング音が響き渡っていました。
寒さがひと段落し、虫たちの活動も活発になってきたのでしょうか。
なんだか春が近付いてきたのを感じます。

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今朝はヤマガラもかわいいポーズを決めてくれました。
色は地味ですがヤマガラっておしゃれさんだな、といつも思います。
配色がかわいい。

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さらに小さな小さな体のキクイタダキも姿を見せてくれました。
頭の上に菊の花を載せたように黄色い毛が可愛らしい。
ちょこちょこ枝の間を縫うように動き回っています。

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エナガの群れに交じってコガラ、小さいキツツキのコゲラも来てくれました。
少しずつですが、春が近づいてくるのを
窓からの景色を通して感じられる今日この頃。

 

お花トレッキング野鳥自然観察Mt.norikura写真撮影天然温泉家族新緑森林浴

こどもと森へ。6月の原生林

梅雨が始まると歩きたくなる場所があります。
それは…
乗鞍高原、原生林の森の中。

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森に入って最初に出会うのは大きな洞の空いたシナノキの古木。
穴の中に入ったらトトロに抱っこされてお空に飛んで行けそうな…

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そんな大木です。

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オオルリ、ミソサザイ、メボソムシクイにエゾムシクイ、キビタキにホトトギス、ヒガラに遠くからツツドリの声も。
エゾハルゼミも一斉に鳴きはじめました。

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苔生す足元には…。
この時期しか会えないギンリョウソウが咲き始めていました。

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美しいこの姿、雨上りにももう一度ここに来たい、と思いながらシャッターを切ります。

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まるで妖精のドレスの様。
透けて輝いている姿を見つけ、息を飲みます。

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なんてきれいなんだろう。

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兄弟で咲いているものや、

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ひっそり一人で咲いているものも。
「これきれい。持って帰りたい。」とおチビ。
このお花はこの森でしか生きていけないことを伝え、
大切にすること、
またこの森に来て、このお花に会いに来ることを約束して進みます。

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これがまた不思議なこと!
真っ白ではなく、ちょっとグレーがかったものもあるのです。
毎年この場所に咲くギンリョウソウはこの色。
なぜか?
ちょっと調べてみたくなりました。

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咲いたばかりの初々しいゴゼンタチバナや

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プチプチ弾けるマイヅルソウを見つけ、

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しっとりと柔らかいコメツガの新芽を触りながら進むと、

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鏡のような牛留池に出てきます。
聞こえてくるのはモリオアガエルの鳴声。
そろそろ周りの茂みから泡のように下がるカエルの卵が見つけられる頃です。

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瑠璃色のルリイトトンボや、

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お顔が白い、カオジロトンボにも会えます。
乗鞍高原はこのトンボの生息地の南限だと、乗鞍自然保護センターのお姉さんが教えてくれました。

外で食べるおにぎりのおいしさを味わいながら、
また乗鞍高原の宝物を見つけて帰って来たのでした。

6月の乗鞍。
静かに、じっくり、ゆっくりと森の生命力を感じに来ませんか?

乗鞍高原プチホテルアルム
TEL:0263‐93‐2951

お花トレッキング登山野鳥雪壁貸切露天風呂Mt.norikura天然温泉家族新緑一ノ瀬園地乗鞍岳春山バス

新緑の中をてくてく♪

今日は春山バスを途中下車、東大ヒュッテ口から東大ヒュッテ、夜泣き峠、一ノ瀬キャンプ場、アザミ池、ネイチャープラザでソフトクリーム、二人の小道、オルガン橋を渡って帰ってきました。

久々に一人で入った森。

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最初はちょっと心細いけれど、キビタキやミソサザイ、ツツドリのさえずりを聞き、

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タケシマランの花に見とれているうちに、すっと森になじんでゆく。
ちょっと森に入っただけで、重かった体と脳みそが息を吹き返すこの感じ。

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今まで何度、こうやって森の空気から元気をもらってきただろう。

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久々の一人の時間。

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夜泣き峠の急な坂を注意深く下って振り返ると

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春を叫んでいるかのようなミズナラに会う。

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まだ目を覚ましたばかりの緑たち。

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もう咲こうとしているベニバナイチヤクソウ。

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柔らかい若緑に見とれているとカッコウが鳴く。
エゾハルゼミが鳴く。

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アザミ池ではモリアオガエルが鳴き、
ミツガシワの白い花が水面に映っている。

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ガマンできずにネイチャープラザでソフトクリーム。

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二人の小道を一人で歩くと、キビタキの雄が羽をぶんぶん鳴らして縄張り争い中!

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木漏れ日で明るく照らされたオオカメの木の葉。

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緑の苔に覆われた岩とせせらぎのお気に入りスペースで一休み。

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オルガン橋はムラサキヤシオに彩られてステキ。

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あっという間に午前中が終わっているのでした。
体力や体調、気分に合わせて選べるトレイルがこんなにも身近に、
豊富にある乗鞍高原。
雪壁だけじゃもったいないんです。

ゆっくり歩きにお越し下さいね。
その後の温泉は格別…。