
標高1200m乗鞍高原宮の原水芭蕉群生地の今日の様子です。 特に長く厳しい寒さの冬を乗り越え、今年も美しい姿を現してくれました。 #beautifulnorikura #dailylifeinnorikura #dailylifeinalps #水芭蕉 #乗鞍高原 #アルプスの日常 #乗鞍の日常
標高1200m乗鞍高原宮の原水芭蕉群生地の今日の様子です。 特に長く厳しい寒さの冬を乗り越え、今年も美しい姿を現してくれました。 #beautifulnorikura #dailylifeinnorikura #dailylifeinalps #水芭蕉 #乗鞍高原 #アルプスの日常 #乗鞍の日常
新緑が日に日に濃くなり、
気付けばすっかり頼もしい緑に変わりつつある乗鞍高原。
この5月、6月は、中学生や高校生の子供たちと一緒に森に入る機会を頂いています。
一人で静かに森の空気を味わうのも大切な時間ですが、
子供たちと一緒に何かを発見したり、
自然の不思議について一緒に思いを馳せたりする時間も
かけがえのない時間になっています。
ここ最近、森の中で出会ったものたちをご紹介します。
チョウセンゴヨウの赤ちゃんです。
今、まさに自分が入っていた殻を持ち上げ、
大空に向かって伸びようとしている瞬間。
なんと健気で力強いんだろう。
こんなシーンに出会うと、自分が今なぜここに居て、何を目指して生きているのだろう、
と、地元の大自然が恋しくてここに帰ってきた初心を思い出すのです。
一緒に歩いているみんなはこれから一体どんな大人になるのだろう。
ふとした瞬間に、一緒にこの森を歩いたこと、
そしてこの芽に出会ったことを思い出してくれたらこんなに嬉しいことはないな、
と思いました。
乗鞍にはたくさんの散策路がありますが、
どこの道を歩いても見つけられるのが、この木の赤ちゃんたち。
木の種類は分からなくても、葉をよく観察して周りを見渡せば、すぐにお母さんを見つけることができるのです。
この芽のお母さんはこのシラビソ。(撮影は冬)
原生林にはこのシラビソの木が多く、深呼吸すると、この木の香りの良さに気付くことができます。
中学生や高校生のお兄さんたちもちゃんと気づいてくれます。
この後、この香りの正体をほんの少し味わったりして森を進みます。
原生林の森の中では、雨が多い季節が近づくと、
こんなに不思議で美しい花が咲き始めます。
木と共生している菌類たちを通して、木が光合成で作った栄養(有機物)をもらって生きているため
自分で栄養を作らなくてもいいのです。
なるほど、光合成をする必要がないから葉緑体を持つ必要がないのか…
とみんなとしばしその生体の不思議さに思いを馳せる。
そしてここから本気のギンリョウソウ探しが始まりました。
こんな葉の巻物を見つけることも。
『カラスの落とし文』と子供の頃、これを夢中で集めた記憶があります。
これ、開けてみてもいいですか?と慎重に葉を広げてゆき、
葉の先端に1mm程の透き通った黄色い卵を見つけて驚く高校1年生。
『オトシブミ』という小さな昆虫のお母さんが、葉の先に卵を産み、
小さな体と強い顎を使って器用に葉をクルクルと巻き、
最後に葉の根元を食いちぎって葉を落とすこと、
きっちりと丁寧に巻かれた葉は、卵を守る揺りかごの役目だけでなく、
産まれてくる赤ちゃんの餌にもなっていること。
小さなオトシブミのお母さんの大きな愛と知恵について、
これまたみんなとしばし思いを馳せるのでした。
森から出てきた私の目に映ったのは大きく成長した水芭蕉の葉っぱと…
真っ白なミツガシワのお花畑!!
水芭蕉が終わるとあまり立ち寄らなかったどじょう池が
午後の日に照らされて真っ白に輝いていました。
なんてきれいなんだろう。
聞こえてくるのはケコケココロコロ♪
モリアオガエルたちの鳴声。
お客様に教えて頂いたこの景色。
『乗鞍のすてきなもの』
『乗鞍の大事なもの』
がまた一つ増えたうれしい初夏です。
6月の乗鞍。
6月でないと出会えない景色があります。
ニリンソウといえば上高地、いえいえ。
すぐお隣の『のりくら高原』にもこんなステキなニリンソウの群生地があります。
例年より早く見ごろを迎えています。
小道の両脇が可憐なニリンソウで埋めつくされていて、
ここを歩くだけで幸せな気分になれる場所。
アカゲラやアオゲラの木をたたく『コロロロ…♪』
オオルリにコルリ、キビタキ、メボソムシクイにエゾムシクイ、ヤブサメ、
今シーズン初めて聞けたルリビタキ。
日が差し込むとお花が開いてさらにフォトジェニックな世界に。
一ノ瀬園地座望庵からの夕景もステキです。
新緑が西日を透かして輝いていました。
同じく座望庵からの朝の眺め。
今朝はさわやかなそよ風とやますももの甘い香りに誘われてついついお散歩してしまいました。
やますももの白いお花と偲ぶの池。
来週末に迫ったやますもも祭りwith山菜フェスタはぜひお泊まりでお楽しみくださいね。
お部屋まだご用意出来ます。
今朝のまいめの池。
残雪の乗鞍岳から吹いてくるひんやりとしたさわやかな空気、
届くでしょうか~?
つぼみの時は紅色が強く、開くと白いお花が美しい、コナシ(ズミ)もつぼみの用意をしていてビックリ!
アカゲラが矢のように目の前を飛び、聞こえてくるのはモズにアマツバメ、、ウグイス、アオジ、ジュウイチのさえずり。
一ノ瀬園地入口にはムラサキヤシオがもう咲いています!
さすがに6月の花、レンゲツツジは咲いていないよね!?
とツツジ園に走ると、まだちゃんと(!?)つぼみです。
鈴蘭橋からの乗鞍岳。
牛留池ではピークは過ぎていますがショウジョウバカマと一緒に水芭蕉がまだ咲いていてくれました。
牛留池ではミゾサザイ、アオジ、ウグイス、ヒガラがさえずっています。
牛留池・一ノ瀬どじょう池では水辺に咲く星型のかわいいお花、ミツガシワが咲き始めています。
山菜採りにも行かなきゃ。
コシアブラを採りました。
昨晩はディナーの際に一口揚げたて天ぷらサービス。
ヤマウド、ふきのとう、コシアブラが登場。採れた日だけでゴメンナサイ。
新緑とお花と山菜、そして露天の天然温泉が一年で一番気持ちいい季節がやってきました。
のりくら高原の今の空気を、景色を、お料理をぜひ味わいにお越し下さい!
*当館お隣観光センター発着の乗鞍岳春山バス、7:30便が始まりました。
乗鞍高原プチホテルアルム
TEL:0263‐93‐2951
昨日のこと。
水芭蕉がピークを迎えているであろう一ノ瀬園地奥の女小屋の森へおチビと出掛けてきました。
お店を閉めてから急ぎ足で女小屋の森に向かいます。
まだ芽を出し始めたばかりの白樺の若緑とヤマザクラがきれい。
白樺の葉っぱ。
しっとりとして柔らか。
陽を透かして
輝いています。
行きはよいよい♪
獣の時間(夕方は普段は森に入りません。)が近づいていてちょっと焦りながら。
このリュウキンカの小川に寄り道。
森の入口。きれいな水芭蕉さんが迎えてくれます。
やはり見頃!!
女小屋の森は花盛りの水芭蕉たちであふれています!
ニリンソウもたくさん!
あっちもこっちもきれい。
甘い香りが漂います。
こんな苔生す古木とマットのように茂る山野草たち。
夕日に照らされた水芭蕉。
ここは私の大好きな場所。
野鳥の声が響き、せせらぎの音に包まれて立ち止まってしまう場所。
水芭蕉たちが住む世界にお邪魔させてもらっているのを感じるのです。
さあ、駆け足の帰り道。
帰りはおチビを背負ってゼーハ―。
夕方の仕込みに間に合うのか!?
今、アルムの周りはお花であふれていますよ!
やますももの甘い香り、庭のソメイヨシノ、芝桜、レンギョウに雪柳。
季節が進むのが早すぎて、今年は追いつけない!
今日は女将さん&若旦那さんたちと水芭蕉の名所である一ノ瀬園地の案内看板を取り付けに行って来ました。
一ノ瀬キャンプ場からさらに奥の森、女小屋(めごや)の森では小さなフレッシュな水芭蕉たちが次々と目を覚まし始めていました。聞こえてくるのはせせらぎの音とエゾムシクイのさえずり。
『春の妖精』や、『春のはかなきもの(スプリングエフェメラル)』と呼ばれる山野草の一種、ヤマエンゴサクやニリンソウも咲き始めています。
女小屋の森からさらに奥のオソメジッケはその名の通りジッケ(湿地)です。長靴が必要です。
木道から土道に変わり、丸木橋を渡ってオソメジッケへ向かうと、
ショウジョウバカマや黄色く輝くリュウキンカが咲いています。
オソメジッケではアオジがゆったりとさえずってくれました。
オソメジッケから出てくると大草原が広がっています!
そしてここはオソメ池。
昔の名残の有刺鉄線や伸びてしまった木々を払ってくれてあり、
以前よりこの美しい池のほとりに近付けるようになっていました。
黙々と整備を続けて下さっている地元の先輩方、すごい。
こんな看板を付けてあります。女小屋の森までならスニーカーなどでも行けます。
オソメジッケに行かれる場合は長靴が必要です。
こちらは座望庵駐車場の向かいにある群生地。
まだまだほんとうに小さいです。
これからどんどん咲いてくるでしょう。
偲ぶの池の道路を挟んで対岸の群生地。
狭い場所ですが乗鞍岳と水芭蕉を一緒に撮影できるスポット。
まだまだ咲き始め。
これから期待できそうです。
そして今日のご褒美❤
乗鞍うまいもの工房のお弁当です。
は~幸せ♪
愛情たっぷり、ボリュームたっぷり。
がんばって良かったなぁ!
桜前線は今、乗鞍高原の1300mあたりまで上がってきています。
当館の向かいの公園は今、コブシが満開ですよ。
ゴールデンウィーク、ぜひ水芭蕉たちに会いにお越し下さい。
水芭蕉ガイドツアーあり、
乗鞍岳春山バスも運行中、
お食事には春の山菜が❤
体の芯まで温まる温泉も待っています。
ご予約お待ちしております。
乗鞍高原プチホテルアルム
TEL:0263‐93‐2951